宇野バス運転手 岩藤 千春
まだ20代、求めていたのは仕事の忙しさ。
充実感を味わいたくて、難しい道を選びました。
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休みの日でも会社に出てバスを磨くほど仕事が好き。楽をするより、厳しい環境を求める気持ちが強かった。

大学卒業後、岡山のバス会社で5年間バスドライバーとして働いていました。路線バスからスタートし、高速・貸切と一通り経験してこれからという時に、コロナ禍で高速・貸切の便がストップ。月半分ほど休みになってしまったんです。休みの日でも会社に出てバスを磨くほど仕事が好きだった私は、転職を決意。実は路線バスに乗っている時から、宇野バスは気になる存在でした。なぜ車両がこんなにきれいなんだろう?どんな人がいるんだろう?って。宇野バスの厳しさは、岡山のバス会社では有名です。休みも少なく大変だと周囲から止められるほど。でもそれこそ私の望む環境でした。はじめに岡山駅のロータリーで宇野バスの運転手さんに転職の相談をした時は、「うちは女性ドライバーがいないから難しいと思うよ」と返され、応募段階からスムーズには進みませんでしたが、断られても諦めず、最後は「面接、ハンドル試験、最終試験まで受けさせてください」とお願いして試験を受け、採用をつかみ取りました。
乗り心地の良い運転にこだわりながら、「ありがとう」の言葉に感謝の気持ちを乗せていきたい。
ハンドル試験の時、社長がブレーキ操作をすごく褒めてくれました。というのも、前のバス会社の時から心がけてきたのが、停車の際にガクンとならないようにする “お釣り”の来ないブレーキ操作。百発百中ではありませんが、乗り心地の良さを常に考えて運転しています。もちろんまだまだ自分の運転に必死で、一日に何回も“お釣り”が来るようなことがあると落ち込んでしまい、お客様対応に気が回らないことも。質問に上手く答えられず、対応が冷たかったかなと感じる時や、降車時にお礼の言葉をおかけしていますが、余裕がないと口先だけで言っている時が正直あって。なぜ「ありがとう」なのか、その言葉の本質を忘れてはいけないと思っています。宇野バスは優しい運転手さんが多く、本当にレベルが高いんです。私が追い付くには、もっと奮起して頑張らないと。そして、女性ドライバーが驚かれない存在になればいいなと思います。